サイトを作り続ける意義について考え中

  • 2016.06.02 Thursday
  • 12:15
皆さま、

過去にもうかがった園や自治体で、「前回のあと、うちのNPOのサイトを見てくださいました?」と聞くと、9割は「見ていない」。をいっ! 主任や園長すら「見ていない」がたくさんおいでになります。

サイトのアクセス・ログを見ると確かに、半分は繰り返しおいでになっている方の様子。でも、毎日、数百人はアクセスがあるのですが…。保育者じゃない人たちが見ているとか? うーん、わかりません。まあ、道理でアンケートの回答が少なかったわけです。

たった2時間や3時間お話をしただけでは、肝心な安全行動は具体的にわかるはずがないので、大切なことはサイトにすべて書いてあります。研修会においでにならなかった(おいでになることがない)方でもわかるようになっています。なのに、現場で読まれていない! 忙しいから? だから、スマホ対応にして、すき間時間に少しでもお読みいただけるようにしてあります。

「誰かが読んで、誰かが教えてくれるだろう」「誰かがやってくれるだろう」、この態度でそもそも保育や教育ができるでしょうか? 自分で勉強して、自分で行動することが保育であり教育だと思うのですけれども。そして、「大きな事故なんて、起こるはずがないから」…その楽観バイアスが油断を生みます。

いまや、お話をさせていただく時には毎回、「NPOサイトを見たことがありますか?」と聞いています。来年になっても「見た」が増えなかったら、本当にサイトを閉じて撤退することも考えます。使われないなら意味がないですし、わかっている人だけが読んでくださっても意味がないからです。私も、効果のないことや反応のないことに自分の大事な時間を使い続ける気にはなりません。

どうお考えですか? どうしたらいいのでしょうね。「保育者は文章を読むのが嫌い」で済む話でしょうか。これは安全の話だけでなく、保育・教育全体に関わることのように思います。 あ、「私は読んでいるけど、他の人はダメで…」みたいなことではなくて、どうしたらいいのか、ご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
コメント
 ある研修で先生のお話を伺い、保育現場での事故について、なんて他人事だったのかと反省した看護師です。「うちでは起こらないだろう」という楽観バイアスを感じるレベルでもなく、自分の園に置き換えて考えることすらしていなかった自分、主体となって危険回避について声をあげることのなかった自分を反省しました。研修でこちらのサイトをご紹介いただいてから、毎日情報収集させていただいています。
 何か事故が起こったときの注意喚起などは、管轄省庁から都へ、その後区の保育課に回り、やっと各保育園に連絡が来る。そして園長から各保育士に伝達・・・その間だいたい早くて2週間くらいかかっています。しかし、掛札先生はリアルタイムで情報をくださるので、保育現場に直結。「こんな情報があります」「すぐに見直し検討をしましょう」と声をかけるきっかけになりとってもとっても助かっています。
 また、なんとなく書いていてもらっていたヒヤリハットを検討・改善につなげられないままでいましたが、サイトで勉強させていただいて、何のために書くのか?なぜそれが必要なのか?個人の始末書ではなく情報を共有し今後のリスク軽減を検討するため、当たり前だけど園児のために必要なこと。合わせて保育士を守るためである。ということがやっと浸透してきました。
 機会があるごとに、このサイトにこんな記事が載ってました。こんな事故があったそうです。うちは大丈夫かな?と保育士さんに声をかけて、小うるさいおばさんになっていますが構いません。確かに、字を読むのが苦手な保育士さん・・・います。向上心のある保育士さんばかりでもないです。サイトにアクセスする保育士は少ないかもしれませんが、サイトの情報は共有することができます。我園では、絶対読んでほしい記事は、タイトルを付けて、全員に配ったこともあります。
 トピックスやニュースのコピーを休憩室に貼りだして紙の使いすぎと思われているかもしれませんが、「私は知っていた」からって、情報を共有しなくては意味がありませんよね。事故が起こる可能性は0じゃない。せめて、このサイトを見ている人たちが、見ているだけではなくて、サイトの内容を多数に届けることができたらいいですね。
 掛札先生、私の周りの保育士さんたち、小うるさいわたしのせいでこのサイトの内容を知っています。きちんと活用できているかは私も含め??ですが・・・サイトのアクセス数には含まれていないかもしれませんがプラス40数人追加です。
そして、サイトを閉められてしまったら困ってしまう看護師がここにいます。
 いつも情報を届けて下さりありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
  • rururu
  • 2016/06/03 10:57 AM
rururu先生、ありがとうございます(掛札、ただいま泣いておりますので、しばらくお待ちください)。
  • かけふだいつみ
  • 2016/06/03 12:21 PM
掛札先生、
私もサイトを閉められてしまったら、困ります!
(一昨日の夜、このスレッドを読み、昨日はどうしよう、どうしようと一日中心臓バクバクしてました(^_^;)

rururu先生、私も全く同感です!
同じ気持ちの方がいて、嬉しいです。
私も職場では小うるさいおばさんになってますが、でも良いです。
だって大事なことですから。

保育の安全、職員間・対保護者コミュニケーション、労働時間、仕事の仕方、自分の不安との向き合い方、、、私は先生のお話を伺い、著書を読み、今改めて沢山のことを学ばせて頂いています。
これら全ては繋がっていること、だから少しでも掴めてくると、仕事全般が段々と良い方に行くこと、、
実感しています!

サイトをもっと大勢の人に見てもらえるようにするには、というのも、私なりの稚拙な考えですが、今ちょっと考えておりますので、また後ほどコメントします!
取り急ぎ、気持ちをお伝えしたくて、、。
  • サボコ
  • 2016/06/04 9:58 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/06/04 12:29 PM
 いつも情報提供やコメントありがとうございます。危機管理意識の薄い私にはなくてはならないサイト・ブログとなっております。正直、先生からのアドバイスを園で反映させることが難しいことも多いです。しかし、園には私とは違った危機管理意識(視点・対応)があり、それにより守られている感もあります。
 目の前のことに流されがちな私を、引き留め考えさせてくださっている先生のお働きに感謝しております。
 園ではなかなか浸透しませんが、地域の看護師間では安全・危機管理について共有し大切なことと確認しあっています。子どもに還元されなければみんなが共有しなければ意味がない、反応が悪すぎるとも反省し、努力していく所存です。
 どうかこれからも続けてくださいますようお願い申し上げます。
  • makko
  • 2016/06/04 11:30 PM
もうおひとかた、コメントをいただいたのですが、本名のようなので、こちらに、コピーを。

サイトを閉めるなんて、困ります。

保育園看護師は一人職で相談する場所も少なく、研修に参加できる時間も限られています。
事故防止・安全について、先生のサイトが頼りです。

何回か質問の際には丁寧に回答をいただき、感謝しています。

3月31日のガイドラインは下書きも含めてすぐにプリントアウトし園長へ情報提供し、働くひとのヒヤリハットの書き出しも提案でき今年度はじめて見ました。そして今年度やっと、プール活動についての事前の手紙を配布できるようになったところです。どれもこれもすべて先生のこのサイトから知ったことばかりです。

園長からはどこからの情報?と聞かれ、掛札先生のサイトです。と紹介しています。(園長は見ているかわかりませんが)著作も紹介し、園で購入してもらったものもあります。


私は子供の安全と働く大人の安全を守る(そこまで言うと言い過ぎかもしれませんが)が自分の役割の一つと考えています。

これからも私の支えになっていただきたいので、やめないでください。
  • かけふだいつみ
  • 2016/06/05 11:42 AM
いただいたコメントを読むと、いちいち涙が出ます。ありがとうございます。明日、園長・理事長向けメディア対応トレーニング第1回でありまして、その準備(アンケート作ったり、領収書作ったり、ビデオの動作確認したり…)でぐじゃぐじゃになっております。ぐじゃぐじゃなりに考えています。

とにかくは、感謝感謝です。

  • かけふだいつみ
  • 2016/06/05 11:45 AM
2月に行われた研修会で掛札先生のお話を伺わせてもらった保育園看護師です。
ちょうど、その頃にひっかきでとあるクラスで保護者トラブルとなり掛札先生のサイトを参考にさせて頂きました。
おそらく、保育士さんは仕事=命を守るという意識が乏しいのかなと。看護師は否応でも学生のときからたたき込まれるので・・・。
でも、それがダメなことではないと思うのです。保育していて、命のことばかり考えていたら子どもと向き合って遊んでいる余裕なくなってしまうので。
頭の片隅にでも「命」そして自分を守ることを置いといて欲しい。
そのことを教えてくれたのは掛札先生、NPOの皆様です。

これからも情報、叱咤激励をして下さい!お願いします。
  • はなまる
  • 2016/06/07 10:21 AM
僭越ながら、、私なりにもっと多くの人がサイトを見たくなるように、いくつか提案させて下さい。(私は幼稚園教諭ですので、幼稚園の人にもっと見てもらいたい、という視点が入っております)

1.まず、トップページ。
「組織と目的」に書かれていることを、非常に端的にまとめた言葉がトップページにあると入りやすいのかな、と。キャッチコピー、というわけではありませんが、目を引くというのも大事かな、と。(先生が思う以上に、字を読むのが苦手な人、多いんです)

2.乳児さん関連の内容がどうしても多くなるのはしょうがないと思うのですが、(大人が防げるはず、という要素が強いので)
幼児(3〜5歳)の話題がもう少し多いと、幼稚園やこども園の人たちも興味を持ちやすいかもしれません。対保護者コミュニケーション、子どものトラブル、など日常の些細なこと(ホントは些細ではないのですが)で、悩みに悩んでいる職員は案外多い。

又、これはあくまでも個人的見解ですが、、
この業界は、ネット情報への「アレルギー」みたいなものが結構強いような気がします。今でも自園のホームページを作らない主義の所もありますし。
「ネットの情報はいい加減」というイメージを持っている経営者や園長は結構多いような気がします。なので、ネットで情報を得ることが、まだ一般的になりきっていないのかもしれません。

ただ、経営者、園長の世代交代も確実に進んでいますから、少しずつネットの活用も定着してきています。
だから、これから!先生の情報発信が、もっと活用されるようになると思います!
私も地道に自分の周りに広めますので、
先生、どうかどうかよろしくお願いします!
  • サボコ
  • 2016/06/08 6:33 PM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/06/09 8:58 PM
毎日見ていますがこの閉鎖の記事は今朝気づきました。大変、大変と慌てています、小学校で養護教諭をしています。危機管理意識は子どもに関わる人すべてに必要なもの、ここで得た知識・情報は小学校といえども広報すべきものと捉え教職員へ発信しています。また養護教諭の仲間にも掛札先生のことを宣伝中。最新の情報を早々に得られる唯一のサイトで、子どもに関しては年齢の垣根は不要なのではないか、とも思います。養護教諭は学校に1人、職業上の悩みは職場内で理解されるのは難しいです。このサイトをより所としています。どうか閉鎖せずに続けてください!
  • ムッキー
  • 2016/06/10 8:00 AM
皆さん、ありがとうございます。閉鎖はしないですよ〜、ムッキー先生! でも、「閉鎖するぞ!」な気持ちに時々襲われるのは事実です。

サボコ先生、幼児の情報…。そうですね。確かに。このへんは、ケガがらみの価値/リスク・コミュニケーションで書いていくことかなと思います。子ども、特に幼児が元気に遊び、いっぱいケガをできる状況を作っていくことはとても大事ですから。それは、小学校もですよね…。

まあ、ボチボチまいります。これからは「水」!! ぜひ、どんどん広めてください。水はとにかく、「無理をしない」。「今日は監視体制がとれないね」「今日はちょっと予定がずれこんじゃなったね」、そういう時は、「プール中止!」という英断を。あるいは、「プールはやめて、水遊びにしよう」と。本当にお願いします。
  • かけふだいつみ
  • 2016/06/11 7:45 AM
私、動きながら考えるタイプなので、すぐにはまとまりませんが…。また、この件は書いていきますね。まずは、皆さん、ありがとうございます。ほめてほしくて取り組んでいる作業ではまったくないのですが、どこかで役に立てていただけていると感じられると、嬉しいです (^^)v
  • かけふだいつみ
  • 2016/06/11 7:56 AM
先日研修会で掛札先生にご教授いただいたものです。
子どもの安全に関わる非常に重要な情報を集約された素晴らしいサイトを閉鎖されては困ります。是非今後も、我々第一線で働く者を叱咤激励してください。

少し話題は変わりますが、昨今の保育制度は規制緩和に歯止めがかからず、我々勤務している当事者にしてみると、例えば、無資格者(研修はあるが)の定数換算が認められるなど、職員間の共通認識に支障をきたすなど、質向上を阻害する規制です。諸々の規制緩和の規制の中で息苦しい中で、子どもの育ちを真剣に考えています。

その中で、現在、安全管理には細心の注意を払い、午睡時のチェックなど徹底して行なっています。以前のご講義の中でも、午睡の必要性、形態の見直しなども触れておられていました。個人差による午睡の必要性については、理想論として共感します。

しかしながら率直な感想として、直向きに、日々走りながら考え、必要性に駆り立てられ安全管理の実践を積み重ねているところですが、現状の職員数や布陣、業務内容・量でよりきめ細やかな対応をしていくことに、限界を感じざるを得ません。

制度の不備を嘆き、いつか質改善に関わる基準が見直されることを期待したいところです。

そこでお伺いしたいことがあります。
先生がお話されている子どもの安全性を確保する必要な業務について、私は、我々保育者の専門性の一つと信じております。この専門性は、行政(特に保育単価を決める国)における保育業務として理解してもらえているのでしょうか。保育士養成の中で触れられる見通しはあるのでしょうか。必要な実践をするために、どれだけの人材が保育現場には必要なのか。その子どもの命を保証する作業は運営費として認知されているのでしょうか。以上諸々の漠然とした疑問を持っているなかで、このリスクコントロールについて、将来的な位置づけや展望について先生の御見解を教えていただけないでしょうか。

抽象的な質問ですみません。よろしくお願いします。
  • TOTO
  • 2016/06/11 11:33 PM
TOTO先生、遅くなってしまって、ごめんなさい。一番忙しい6月でありまして…。

先生の最後の段落のお尋ねに対する答えです。私見ですが、すべて「認知もされていないし、取り組まれてもいない」とお答えせざるをえません。特に、日本社会の働き方の異常さを子どもと保護者と保育者にのみ押しつけようとする「待機児童問題」という枠組みが変わらない限り、無理でしょう。

たとえば、学校で安全を教えているか。形骸的には教えているようですが、実質はまったく伴っていません。教えられる人もおらず、そもそも内容自体が「注意しましょう」で終わっており、「脅かしたら保育園で働かなくなる」という気持ちもあり…なのでしょう。

ただ展望はどうかというと、それほど暗くはないと私は思います。この「待機児童問題」は、数年の間に間違いなく終わるからです(一部地域はもっと長引くかもしれませんが)。そうなった時に、保育園間、保育者間の生き残り競争が始まり、「質」の話になるだろうから、です。

「一人ひとりにあった睡眠をできるような保育」は、先生の耳には理想論に聞こえるのかもしれません。けれども、数年後を見越して、それができるように、少なくとも、そうしていくべき時が必ず来るのだという姿勢でいなければ、生き残りの時代になった時に手遅れとなります(生き残れません、園も個々の保育者も)。

私はそれほど暗い展望は持っていないのですが、一方で、保育園における虐待や不祥事、死亡事故等が急増し、日本の保育と子育て自体が崩壊することによって、変化の機会が訪れる可能性もあるでしょう。それは、変化の機会ではありますが、きわめて暗いものです。私は、せめてこちらは起きないようにと願って取り組んでおります。

いかがでしょうか。
  • かけふだいつみ
  • 2016/06/17 9:09 PM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/07/20 12:44 PM
私もことあるごとにこのサイトのコピーを配布しています。このサイトが無かったらどうしたらいいか分からなくて怖くて、今頃保育園看護師は続けていられなかったと断言できます!
沢山の視点は私の宝です!
  • フジ
  • 2019/11/11 3:36 AM
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