暑さ2題:「危険」でもプール活動。「とにかくプールに入れて」

  • 2019.07.31 Wednesday
  • 22:01

 ちょっと原稿書き(保育団体さんとかの出版物用)がたてこんでいて、いろいろ遅れております。
 はまゆげ先生、考えてはいます! 心配な保護者さん、小学校の給食室で園の給食が作られているというシステム自体が不思議ですね、ちょっと並木先生にお尋ねしてみます。うさぎNSさん、典型的な新卒さんと言えばそうなんですが、対応となると…。少々お待ちください。

 さて、とっとと返事をしなければいけない、そして、お答えできる「暑さ」についてだけ!

1)さよりん先生(名古屋市)から。要約しますね。
 今日の暑さ指数が10時で31。自園の看護師に「プール活動は中止した方がいいのではないでしょうか?」と尋ねたところ、「学校と違って遮光ネットが張ってあるし、名古屋市では"暑さ指数によってプール遊びを中止しなさい"という決まりは出てないし、熱中症にならないように気をつけてやっているから」と言われました。
 名古屋市の公立保育園のほとんどの園長をはじめ職員の間では、「夏は晴れていれば熱中症の危険があってもプール遊びをする」というのが"常識"のようです。事故が起こらないとわかってもらえない世界です。名古屋市の公立保育園が危機管理意識が低いのか? 異を唱える私が細か過ぎでおかしいのでしょうか? ちなみに、名古屋市の公立保育園のプール遊びの監視役はパートさんに任せている園がほとんどです。それもどうなのかなぁと思っていますが‥。 
ーーー
 ご冗談でしょう?です。そうですね。誰か亡くなるまでわからない、という世界なのでしょう。監視役をパートさんに任せるという所もそうですが、水と暑さを甘く見すぎています。
 8−2の「資料」のリンクの所にも置いてありますが、昨夏、救急医学会が出した提言に、(子どもについては)「危険」でも「厳重警戒」でも、「 原則的には全ての授業での運動や課外活動を中止するのが望ましい。」と書かれています。「保育園のプールは、遊びであって、運動じゃない」と名古屋市の公立の園長先生(看護師さんすら!)強弁なさるなら私にはもう何も言えることはありません…。

2)たっきー先生から
 今年は計測器を購入して、使っています。連日の暑さで危険数値になるためプールは中止しています。このことは再三保護者にもお知らせはしていますので、「今日は暑すぎて出来なかったね」と理解をして頂いている保護者がほとんどです。しかし、医師であるお母さまから、「プールに入る前に経口補水液を飲ませ、遊んだ後も飲ませれば大丈夫。肩までプールに浸かっていれば良い。日よけをアルミの様なものにしたら…」等、「子どもがプールに入れないのは可哀そう。夜寝るのが遅くなる」と言ってきました。園としては、暑さ指数と監視体制が整わなければ行わないと何度も説明しています。以前からも園のルールを守らない方で、対応に苦慮しています。  
ーーー
 ある意味、話は簡単です。「私どもは、人様のお子さんの命を預かっている仕事をしているものですから、命の危険があるかもしれない時に無理をすることはできません」とだけ繰り返してください(Bー1の「プール活動を廃止することを伝える手紙」も同様)。この際、「申し訳ございません」と言う必要は一切ありません。毅然と「できません」とだけ言ってください。
 1−2の例5「暴力・殺傷事件の危険がある場合」にも書いたことですが、園がどんなに理にかなった説明をしても、または園の立場として説明を繰り返しても、「なんで!」と言ってくる人はいます。それは先生たちが間違っているからではありません。そう言いたい人は必ずいるのです。でも、他の大部分の保護者が「そうだよね。無理だよね」と言っているのですから、気にしないでください。自治体にも苦情がいくかもしれませんが、同じように繰り返せばいいことです。こちらが「子どもの命を守る」と言っているのに、「一人の親の言う通りにしろ」と言う自治体は(めったに)いないでしょうから。
 どんなことでも同じですが、少数の保護者の言い分にふりまわされてはいけません!! できないことは「できない」、しないことは「しない」と繰り返す、です。

コメント
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  • 2019/08/02 7:58 AM
コメント、ありがとうございます! 一部を削除して、下にコピペしますね。本当にその通りです、「わかっているつもり」「知っているつもり」では、結局、危険なことをしてしまうのです…。

ーーー
研修、ありがとうございました。「知らないことはヒヤッとできない」、これは頭ではわかっていたつもりだったけど、掛札先生から直接お聴きして、やっと腑に落ちました。そしてぼんやり知っているつもりでもヒヤッとできないんですね。

梅雨が明けて急に暑くなった怖さ。保育園では午睡中に草むしりや外の掃き掃除などを行います。13時から15時の間の一番暑くなる時間帯です。主任以上の先生からやるように言われたら、誰も異議を唱えることはできない空気感です。

「短い時間だけだから」「10分だけだから」とボランティアの小学生〜高校生に、厳重警戒や危険の時に草むしりや外掃除をさせているのが、保育園の現状です。

環境整備ということで妊婦さんまで外で草刈りの手伝いをして、顔から耳まで真っ赤にして帰ってきた時には、さすがに「もう絶対にやっちゃダメ」と本人に言い、「妊婦さんに草むしりや草刈りなんて手伝いでもやらせないで!」と叫んでしまいました。そのくらいわかってるだろうと思っていると、とんでもないことが知らない場所でいつのまにか起こっています。

知識がない怖さ。保育園はみんな仕事熱心で、優しい人が多いし、温かい人が多い職場だと感じています。熱中症の本当の怖さも事故やケガのヒヤリハットも同じことですね。知ってるつもりなだけで知識がないから、ヒヤッとできなくて、そんなことが未だに行われています。早くなんとかしなければ!と先日の研修で自分が取り組むことの道筋がはっきり見えてきました。
  • かけふだいつみ
  • 2019/08/04 10:16 AM
いつも情報をありがとうございます。熱中症について発汗と暑さの訴え、と思っていましたが悪寒と冷や汗も熱中症の症状だと知りました。
先日、子どもが寒さの訴え・顔面蒼白・嘔吐・体温36度。保護者に迎えを依頼し、家庭で様子を見ただけとなりました。熱中症で検索したところ「寒さの訴えは病院搬送」に値することを知り大変恐ろしくなりました。情報としてお知らせします。
  • kana
  • 2019/08/04 12:56 PM
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  • 2019/08/05 10:59 AM
kana先生、その症状は、強い脱水だったのでしょうか(8−2にリンクを貼ったウィキペディアの分類によれば)。ただ、風邪などとの鑑別は医者でも難しいですから、「体温は低いから」で見過ごさず、連絡してよかったと思います。自分で「寒い」と言えたのもありがたかったかと。小さいお子さんだと、その症状の中で、外から見て危機感を感じられるのは嘔吐だけですものね。

くま先生、うーん。少々お待ちください…。
  • かけふだいつみ
  • 2019/08/06 8:16 PM
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  • 2019/08/07 12:27 AM
たくさんの情報をいつもありがとうございます。
熱中症について、保育士のチコさんという方のブログに自身の体験談が出ています。その中に「暑いはずなのに寒く感じる」という記述がありました。このブログを読み、暑い中での寒さの訴えは怖い、と改めて思いました。友達のところでは寒い寒いの訴えの後、急に体温が40度に上昇した、ということがあり熱中症という診断が出たということでした。怖いです、体温の急変。
  • kana
  • 2019/08/07 12:32 PM
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  • 2019/08/08 2:37 PM
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  • 2019/08/13 5:52 PM
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