「適性を欠く職員」の周囲がつぶれる

  • 2018.07.04 Wednesday
  • 19:19

ゆきこ先生からのお尋ねです。

 

ーーーー

 

『保育者のための心の仕組みを知る本』を読みました。保育士を25年以上していますが、本当にストレスを抱え込んでしまう職種だと思います。私が仕事を始めたころは、ストレスはありましたが、職場の先輩たちとのたわいないコミュニケーションの中で、本に書いてあったような“受け止めては流す”が自然にできていたように思いました。でも、今は業務が多いこと、個人を大切にする雰囲気の中でストレスは自分で減少させるかやる気のスイッチとして切り替えていくしかないように思いました。子どもたちって不思議、すごい、パワーあるなど思って保育士をしている若い人たちが、ストレスに押しつぶされないように陰ながら応援しています。


一つ、気になることがあり質問です。この本の解説の中、「*25」に保育者の適性を欠く人を保育現場に入れることは、周囲の職員の疲弊を招きます。そして、子ども一人ひとりをみた関わりができない保育者は、保育の質どころか、子どもの命を守ることもできません、とあります。私はまったくその通りだと考えます。どうしてこうなってしまうのか、背景はその続きに書いてあり、悪循環というか、浅はかというか、なんとかして〜と叫びたいぐらいです。

 

で、質問ですが、私も以前関わる中で適正に欠けている人と仕事をし、まわりの方がおかしくなってしまいました。そういう人は、気が付いていないというか、気にしていないのか、助言をすれば、非難されたと攻撃してくるため、何も言えません。本人もそういった自信のない中で仕事をしても楽しくないと思います。なにか、他に合っている仕事をした方がいいのではないかと思います。それに気が付いてもらえる方法はありませんでしょうか?なにか、アドバイスをいただけるとありがたいです。

 

ーーー

 

保育者の適性の話は、「3000万語の格差」サイトに書きますが(なんとか、夏には)、明らかに欠く人がいます。もう、適性を欠く人がいない園を探すほうが難しいんじゃないかと思うくらい。皆さん、同じように悩んでらっしゃいます。

 

まず。本人はほぼ気づきません。「自分も育たなきゃ」と思っているなら、(なんの仕事であれ)なんとかなるかもしれません。でも、「自分は問題なし」と思っている人では無理。保育も安全も「自分はこれでOK」と思っている人は最悪。でも、本人は気づかない。それによってまわりがつぶれてしまう。

 

じゃあ、どうするか。私が「最後の手段」と言っているのは、「その人によってまわりがつぶれないよう、そちらのケアをしっかりすること」です。民間園であっても、職員を辞めさせることは容易ではありませんから、そこはしかたない、はっきり言って「あの人がいい職員だとは私たちは思っていない。でも、どう働きかけても変わらないから、反面教師として使っていこう」と見方を変えることです。

 

もうひとつ、その職員の子どもに対する言動や行動が悪い場合には、「保護者が言っている」という伝え方をすることです。本当に保護者が「あの先生はちょっと…」と言ってくることも多々あります。まだ言われていなくても、早晩、言われるでしょう。だから、誰からとは決して言わず、「保護者の人が『あのクラスの先生、言い方(子どもとの関わり)が怖いね』って言ってたよ」と。「そんなことないです」「私(僕)、ちゃんとできてます」と言われたら、「いや、あなたがどう思っているかじゃなくて、現実、そういうふうに言われているわけだから」と。

 

自分の言動や行動を意識できない人が保育をしては、本来、いけないのです。でも、現実、それをできない人がたくさんいる。それだけは事実です。

 

いかがでしょうか? 皆さん、ご意見をお聞かせください。

コメント
ありがとうございました。
なるほど、働いている現実は諦めるというか、割り切って接していくことが最善の方法なのですね。保護者からは、バンバン言われています。ついついその時に、どうして、私があの人の尻拭いと思ってしまうので、気持ちを切り替え、現実を伝えるだけにします。それがあなたの現実と。私が保護者との間に入って、なんとかしないと申し訳ないと思わずに、保護者にも、「お母さんの言いたいことは、わかりました、職員に伝えます。」と返答し、必要以上に責任を感じないようにしたいと思いました。もちろん、子どもには被害が出ないように頑張っていきます。
  • 伴野由希子
  • 2018/07/08 4:27 PM
ゆきこ先生は本名でよいようなので、そのまま公開させていただきました。

はい、おっしゃる通りです。先生が間に入っても話はこじれるだけです。ご本人がわかるか、「この保護者(園)はうるさい」と思って辞めていくか、どちらかしかないのです…。公立の場合、「辞める」という選択はなかなかないので、これはまた別の問題になってしまいますが。
  • かけふだいつみ
  • 2018/07/13 10:32 PM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2018/07/31 11:23 AM
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