子どもの言葉の理解(生後6か月)

  • 2017.11.30 Thursday
  • 13:11

 突然ですが、11月21日の海外ニュースからです。掛札個人サイトの「こども」に、数日中に移しますが、とりいそぎこちらに。原著論文も要約は読み、その内容はこちらにもちょっと足しました。


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 米国デューク大学のElika Bergelson博士のグループは、生後きわめて早い時期から子どもが言葉の意味を理解していることを明らかにした。この研究では生後6か月の乳児を対象に実験。聞いている単語と、身のまわりのものの間につながりがあると、この乳児たちが理解しているかどうかを調べたもの。

 

 実験方法と結果は、以下の通り。
1)乳児たちに2枚の絵の組み合わせを見せていく。組み合わせは、「車 car」と「ベビーカー stroller」、「ミルク milk」と「ジュース juice」のように関連のあるものそれぞれ1枚、または「車 car」と「ジュース juice」、「ミルク milk」と「足 foot」のように関連のないものそれぞれ1枚。そして、単語、たとえば「車 car」を聞かせる。
2)アイ・トラッキング(視線を追跡する機械)を使い、子どもがどの絵をどれぐらいの時間、見たかを計測。
3)すると、「車」と「ジュース」のように相互に無関係な組み合わせにおいて、たとえば、「車 car」と聞くと車の絵を長く見た。この長さは、相互に関係のある組み合わせで車の絵を見る長さよりも、統計学的に有意に(=偶然以上の確率で)長かった。
4)つまり、生後6か月の乳児はすでに、「車」という言葉と車の絵の関係を理解しており、車とはまったく無関係なものを見せられれば、「carはjuiceじゃないよ」とわかっているということ。けれども、まだ、「ベビーカー stroller」と「車 car」のような、相互に近いものの区別はついていない。

 

 一方、ビデオで撮影した画像の検討から同グループは、単語が言われた時に実際にそのモノを見ているほうが、乳児は単語をより良く認識できるようになるということも明らかにしている。たとえば、スプーンが見える状態で「ほら、あなたのスプーンはここだよ」と言うということ。ただ単語を聞くだけよりも、どれだけひんぱんに、実際のモノが目に見える状態でその単語を聞いたかが、大きな影響を与えるようであることもわかった。

 

「これだけ小さい子どもであっても、たくさん話しかけ、子どもが注意を向けているものにおとなも注意を向ける。言語発達の最初の段階を助けるということがわかった」と、Elika Bergelson博士は話している。

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