アタマジラミとプールの帽子
- 2017.06.15 Thursday
- 12:12
下のスレッド、「3歳児ママ」さんからもコメントをいただきましたので、ご覧ください。
そして、サボコ先生から質問をいただきました。
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さて、先日の研修で教えて頂いた、プール活動の際の配慮について、質問があります。確認の為に番号を付けた帽子を子どもに被らせる、というのがありましたが、、とても良いアイデアだと思ったのですが、帽子の共用はアタマジラミの感染のリスクがあるのでは、と。これはどうすれば良いかな、と一緒に聞いていた後輩と話しておりました。アドバイス、よろしくお願い致します。
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(「番号をつけた帽子」の話は、「安全に関するトピックス」の4−1に写真入りで載っています。)
アタマジラミですが、はい、「アタマジラミがいたら、その子はプールに入らない」が原則ですよね。よって、サボコ先生のご質問は杞憂です。それでも、アタマジラミがいるかもしれない? それはみつからなかっただけのことで、じゃあ、誰がもとのアタマジラミかはわかりません。よって、これまた杞憂です。もちろん、使い終わった共用帽子はしっかり洗って、干しましょう! いかがでしょ? サボコ先生。
私もネットで調べました。アタマジラミが水の中をぷかぷかしてうつるようなことはないそうですが、やはりタオルや帽子の共用ではうつるようです。
掛札
ごめんなさい、ちょっと説明が足りなかったかもしれません。
うちの園の場合、学年毎に曜日を決めて入っています。
その1日の中では、前のクラスが出たら、塩素を入れ(足す)次のクラスが入る、という流れです。
この場合、同じ日に入る全クラスの人数分の帽子は、用意すべきですよね。
1組の次に2組が入る、という時に、同じ帽子を使い回すのはNG、ですよね。
あと、もう一件、日本語での質問です。
「下さい」と「ください」
「頂く」と「いただく」
「又」と「また」
の使い分け、クラスだよりなどでも、厳密にすべきでしょうか?
でも、どのクラスであろうと、アタマジラミがいるとわかっていたら、プールには入れないですよね。だから、答えは同じだと思います。「いるかもしれないのだから、使いまわしはしない」という部分で言うのであれば、プール帽子というのは、全員分あるのではないでしょうか? とすれば、クラス(学年)ごとに作ることは可能ではないかと思いますが…。
でも、まず大前提は、「個々の名前をわかる職員が監視をする」です。
「ください」「いただく」「また」は、統一する必要はないと思います。私はいずれもひらがなで書きますが。なぜかというと、どれも漢字自体に意味がない言葉だからです。日本語は、漢字がぱっと目に入るので、名詞や動詞、よく使われる形容詞は漢字のほうが見えやすいのです。そこに、「下さい」「頂く」「又」「致します」「是非」といった漢字自体に意味のない言葉の漢字が入ると、目立ってほしい名詞や動詞、形容詞の漢字が埋もれてしまいがちになるからです。
ただ、ここの判断は難しいので、厳密にする必要はないと思います。
実はうちの園では、帽子に関しては購入も着用も任意でやってきましたので、、、これからどうするか、早急に職員と決めたいと思います。
昨日は今年初プールで、私が監視役をやりました。園児の名前はもちろん全員把握していますが、自由にわちゃわちゃと遊んでいる時には、やはり本当に見るのが難しくて、、、
そして、「動くものに目が行く」という自分の特性もつくづくわかりました。
一方、保育者が、ゲーム遊びなどで場を設定するとその時はとても確認がしやすくなる!
これも実感しました。
クラス担任には活動の仕方をよく考えていってもらいたい、そのためにも私のこの実感を伝えていかなくては、と思います。
言葉の件もありがとうございます!
名前と顔を把握しているのであれば、帽子は必要ないのではないかと…。あくまでも、「わからないから、次善の策として」です、帽子は。
ありがとうございます。
帽子の番号、そうなのですね。
でも、事務の職員が監視することもあるので、、いずれにしても、うちの園に合わせて、職員で考えていこうと思います。
話は変わりますが
川崎の幼稚園の件、社会の関心の高さを感じます、、
ここ数日、プライベートで知人(私の仕事を知っている人、です。勿論)と会うと、必ずと言っていい程、話題にでるのです。
亡くなられたお子さん、ご遺族、そして園で働く職員の方々のためにも、一日も早く原因が分かることを願っています。
川崎の件は、「偶然」ということも十分にあり得ます。交通事故に2度遭って、「不慮の事故」を専門にしている人間としては、こういう偶然は十分ありえるよなあ…と。そういう偶然や、突然やってくる死にも対応しなければいけないのが、人間ですから。乳児でなくても、園児がご自宅で突然亡くなるというできごとは、私がこの仕事をし始めてから数件、うかがっています。もちろんニュースにはならないできごとです(急死、突然死)。今回の件も、お一人だけだったら、ニュースになったかな、と。