「除菌・消臭」について。及び、次亜のミスト化について

  • 2019.12.14 Saturday
  • 21:03

 研修会でいろいろとうかがい、まずは書いておかねば、と。サイトのどこに置くか、まだ決めていないので、こちらに…。


 「除菌」「消臭」をうたった清浄機(次亜塩素酸等を使用)や置き型/吊り下げ型の製品が多数、販売され、未就学児施設でも用いられています。並木由美江先生経由で国立感染症研究所の先生に確認したところ、「消毒剤」とされている化学成分の製品以外は、菌やウイルスに対する効果があるとはみなされていないそうです。「除菌」は、「殺菌」でもなければ「消毒」でもありません。また、インフルエンザやノロはウイルスであって、菌ではありません。「除菌・消臭」と銘打った清浄機の広告には、あたかも対ウイルス効果があるかのように書いてあるものもありますが。
(「除菌」に対するイメージはこちら。静岡県環境衛生科学研究所のリーフレット)

(同研究所はいろいろな商品テスト情報のリーフレットを出しています)

 

 つまり、「これは消毒をするものですか?」と聞いて、「そうです。消毒です」という返事が返ってこなかったら、それは厚生労働省レベルでは効果が保証されていないということになります。

 

1)清浄器や置き型の製品の宣伝には「効果」を示す論文等が示されている場合が多いのですが、こうした研究はほぼ実験室実験であり、実生活中において疾病等のリスクを下げる事実を示す研究ではありません(実生活の中の効果を示すには、多数を対象にした長期実験が必要です)。「効果を信じて」清浄機や置き型の製品を使うこと自体は、問題がないのかもしれません。ですから、掛札も並木先生も「使用してはいけない」とは言っていません。

 

2)けれども実は、公衆衛生学上は問題があります。塩素系その他の化学物質が空気中にミスト(霧)化されたもの、蒸散されたものを、日常的に、かつ長期的に肺へ吸い込み続けることの危険性は、明らかになっていないからです。こうしたミスト化清浄機や蒸散型の置き型製品が普及し始めたのはここ数年ですから、現状、私たちは未就学施設において人体実験をしていると言うことすらできます。

 

 もちろん、たとえば20年後、一部のおとなの中に呼吸系の問題を抱える人たちが出てきた時、「保育園で吸い込んでいた化学物質がいけないのではないか」と因果関係を言うことは困難でしょう(タバコの健康被害の立証に何十年もかかったことを考えてください)。ですから、今、こうした清浄機や置き型製品を使うことで、園やメーカーが将来、なんらかの責任を問われることはないのかもしれません。ですが、もともと公衆衛生出の者として、掛札はこの健康リスクを念頭に置くべきであろうと思います。

 

 同様の清浄機は歯科医院等に設置されているようですが、医院の待合室は、毎日、長時間、過ごす場所ではありません。一方、園は、まだ発達途上にある子どもが毎日、長時間、過ごす場所です。

 

 ちなみに、夏、効果があるとして使われている吊り下げ型の虫忌避剤については、消費者庁が「表示されている効果を裏付ける科学的根拠が示されていない」としています。商品テストでも、標榜されているような効果は期待できない一方、拡散した成分で体調を崩す場合もあるとしています。


3)上に述べた「除菌・清浄」のための清浄機や置き型の製品については、厚生労働省のレベルでは効果があるとは考えられず、一方、長期的健康リスクも不明です。

 

 しかし、これとは別に明確な点があります。ピューラックスやキッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)のミスト(霧)化されたものを呼吸器に吸い込むことは、呼吸器に障害をきたす危険性があるため、これらをテーブルや室内、嘔吐物に噴霧するのはやめてください。噴霧は、噴霧した局所にしか効果がなく、一方、そこにある病原体を噴霧によってわざわざ巻き上げてしまうリスクもあるからです(巻き上げるという意味では、アルコールの噴霧も同じです)。

ピューラックスのサイトにも書いてあります)

 

 泡は? 泡については、こちら(質問ブログの過去の記事)をお読みください。

 

 では、どうするか。厚生労働省のガイドライン(抜粋)に書いてある通り、次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックスやキッチンハイター)に浸したふきんを絞り、それで拭きましょう。そして、ふきんを消毒しましょう。

 

おむつの「防水紙」について

  • 2019.10.29 Tuesday
  • 20:01

ひと言だけ。

おむつ替えに「広告紙を使う」という件で、「広告紙なんて汚い」と感じる先生がいるようです。

並木先生に確認したところ、広告紙を推奨してくださったのは、国立感染症研究所の先生だそうです。

オムツ替えの方法について(マットの消毒?)

  • 2019.10.14 Monday
  • 08:58

 皆さん、台風は大丈夫でしたか? はまゆげ先生、避難、大変でしたね…。ご自宅に戻れましたでしょうか。(下のスレッドのコメント)

 

 さて、時節柄、感染症がひろがるのを防ぐのはとても大事なので、保育園Ns.さんのお尋ねを先に。並木由美江先生がすぐにお返事をくださいました。ありがとうございます。

 並木先生のお答え以外にも、皆さんの工夫をお知らせください! 
 (次は、9月22日にいただいたお尋ねです。)

 

ーーー質問ーーー
 もうすぐ嘔吐下痢の流行の季節ですが、オムツ替えシートの消毒を皆さんの園では、どのように対応しているのかが知りたいです。私のところでは「お尻がシートに直接ついたら、ピューラックス溶液に浸して絞った布で拭く」となっています。これについて、はっきり、「めんどくさい」と言ってくれた先生がいます。
 必要な作業とはいえ、一度に10〜20人のオムツを替えていれば、お尻がつく機会は何回もあります。見ていると、お尻がついた後の対応は先生によってまったく違います。そんな中で「めんどくさい」と勇気を持って声をあげてくださった先生がいることは、改革のチャンスだと感じています。
 コストがかかる方法は上から許可がおりないので、最低限のコストでてきる方法、かつ保育者が「めんどくさい」と感じない方法を模索中です。

 アルコール入りのウエットティッシュで拭いたらダメか?とも聞かれたので、以前使っていた物はアルコール入りといっても濃度が低い(安い)物だし、そもそもアルコールはノロウイルスやアデノウイルスには効かないとお伝えしました。
 他の園の皆さんの対応を知り、流行前に色々試して、より良い方法でやっていきたいと考えています。よろしくお願いいたしますm(_ _)m 

 

ーーー回答ーーー
 並木先生のお答えです。全国保育園保健師看護師連絡会のDVD『保育園における感染症対策』にも入っているそうなのですが、このDVDは現在、品切れ、再度制作準備中だそうです。

 

(以下、並木由美江先生)
 オムツ交換の流れは、★尿の場合★、まずズボンを脱がせたら、汚れたオムツをつけている状態で新しいオムツをお尻の下に敷き込み、汚れたオムツを内側に丸めるようにはずします。お尻は新しいオムツの上に乗ってる状態になりますから、そのままオムツをあててテープで止めれば交換終了。あばれてしまわない限り、シートにお尻を乗せることはないと思います。

 

 でも、学生などに、何も言わないで「オムツ交換してください」と言ったら、ほぼ全員が汚れたオムツをパッと取って、お尻は一度シートに触れます、そして新しいオムツをヨイショと差し入れていました。そうではなくて、最初に新しいのを差し入れておくことで、シートにお尻も触れず、スムーズに清潔に交換できますね。

 

★排便の場合★は、DVD(現在品切れ・制作準備中)でも紹介してるように、新しいオムツを防水紙(※)ではさんでから、排尿時と同じようにしてお尻の下に敷き込みます。汚れたオムツと新しいオムツの間にある防水紙で、汚れたオムツを包みます。排便の場合は、お尻がシートに触れてなくても、使用後は次亜塩素酸ナトリウム希釈液を雑巾などに浸したもので消毒します。

 

 こうすれば、排便の時と、排尿でお尻がついてしまった時だけの消毒ですみますから回数はそれほどではないかと思いますが、いかがでしょう?

 

(※)防水紙とは、ツルツルした光沢紙面の広告紙や、生協等の光沢のある製品案内紙です。予算があればペット用シートなども使えます。私は生協を使っている職員に協力していただいて、ゼロ円ですませてました。なお、新聞紙では防水効果無しなので感染防止にはなりません。

 

…だそうです。並木先生、ありがとうございます。「防水紙ってなに? 高いんですか?」と思わず聞いてしまった掛札に、ちゃんとお答えくださってありがとうございます!

 

牛乳について

  • 2018.12.02 Sunday
  • 11:58

けいこ先生からお尋ねです。

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開封された牛乳を翌日園児に飲ませる事は出来ますか。管理の仕方など、給食委託業者から受け取ってしまったあとは管理責任はどのようにすれば良いのでしょうか。

牛乳に関してのヒアリハット例聞きたいです。

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管理は冷蔵庫に入れる、これはわかりますが、後はわかりませ〜ん、調理の先生、看護師さん、園長先生、お願いいたします! 私が知っているこの手のヒヤリハット(「ヒアリハット」ではなく「ヒヤリハット」)は、給食のワゴンの奥になぜか、古い牛乳が置き忘れられていて、それを飲ませそうになってしまっただか、飲ませただか…。それくらいですね。

 

 

インフルエンザについて

  • 2018.11.08 Thursday
  • 21:41

お尋ねです。大至急です! 看護師さんたち〜、お願いいたします。私個人は、園でそこまで言う必要があるとは思いませんが…。

------

こんにちは。初めての質問です。
インフルエンザのことで質問だったのですが、どこから掛札先生に質問できるのか分からず、随分前の記事ですがここにコメントさせて頂きました。申し訳ございません。

少し急ぎの質問です。
うちの園では、家族の方(同居している、頻繁によく会う祖父母を含む)で、インフルエンザに罹った方がいる場合、本人が罹っていなくても保育園での感染拡大予防のためにお休みにご協力頂きたいと説明しているのですが、果たしてそれは感染予防になるのでしょうか?
 

よろしくお願いいたします。

キッチンハイターで大丈夫?

  • 2018.08.09 Thursday
  • 17:46

研修会で、「ピューラックス等の代わりにキッチンハイターで大丈夫?」というお尋ねをいただきましたので、「保育の安全シート」等を一緒に作ってくださっている並木先生にお尋ねしました。

「『台所用漂白剤』と表示してあれば、塩素系の消毒剤ですから大丈夫。しかし、洗濯用のワイドハイターは酸素系なのでダメです。わかりやすく、『台所用』『漂白剤』というのが選ぶキーワードです。」だそうです。

 

ちなみに、泡のキッチンハイターについては、こちらにすでにあります通り、嘔吐処理用には適さないようです。

 

また、きのこ先生から泡キッチンハイターについては、次のようにも(下のスレッドに)コメントをいただきました。きのこ先生、ありがとうございます! 「ここにありますが」って、私、「ここ」にリンク貼ってなかったですね、ごめんなさい。上のリンクがそれです。

(きのこ先生から)

 保育園看護師をしていて、園長より同様の質問があったのでメーカーに問い合わせした内容を共有します。
 キッチン泡ハイターの嘔吐処理使用について、メーカー(アルボース)に問い合わせしたところ、キッチン泡ハイターなどの溶剤には含有内容に、次亜塩素酸ナトリウムの他に界面活性剤が含まれています。そのため、通常の嘔吐処理に使用するのは推奨していない。また、厚生労働省も次亜の希釈液の使用を進めていると回答がありました。

 また、医療用の泡ハイター(花王、界面活性剤なし)も、嘔吐(酸性)に直接にかけること、塩素ガスの発生の懸念があるため嘔吐物を拭きとった後の消毒を想定しているとの回答でした。嘔吐物には0.1%次亜をかけるために希釈液を作成しなければならないのであれば、泡ハイターの使用意義も薄れるのかと思います。その都度希釈の必要がないので便利ではありますが、あくまで綺麗にして最後の消毒や、血液汚染後の消毒には適していると思います。キッチン泡ハイターでなはく、医療用泡ハイターに関しては、使用方法が区別しっかりできれば、使用しても良いのかもしれないなと思っています。ちなみに、開封後は2年まで使用可能なようです。

 

熱がない時の嘔吐、下痢(と、伝え方)

  • 2017.11.23 Thursday
  • 12:57

下の、かんこ先生のお尋ね、皆さん、お願いしまーす、ご自身の園の方法や考え方を書いてください。私、しつこく言いますよ、なにもかも「お互いさま」です。なんでもかんでも、もらいっぱなしは最終的に人生の大損につながります。自分ひとりですべてをすることができない以上、人はまわりからいろいろな助けをもらって生きています。だから、なんでも共有!です。

 

あ、あと、ブログのカテゴリーに「感染症、嘔吐、下痢」を足して、最近の感染症関係のスレッドをこのカテゴリーに移しました。

 

さて、「熱がない子どもが嘔吐、下痢をした時、保護者にいつ(例:何回嘔吐したら?)、どのように伝えるか」というご質問を研修会でいただきました。大事なのでこちらに。ただ、私にはわからない話なので、並木由美江先生(この保育の救急訓練のビデオを作った先生)にうかがいました。以下の通りです。後に私の意見(コミュニケーションの方法)もついています。皆さんのご意見も、ぜひお聞かせください。

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(並木先生の回答)

 いつもと違う症状があった場合の連絡についての質問についてのお答えですが、保育現場で毎日関わる悩みでもあります。

 『感染症対策ガイドライン』などでも、おおまかな目安でこのくらいなら保育可能、このくらいで保護者連絡、このくらいで病院受診など示されていますが、子どもは皆それぞれ年齢や体質、熱やお腹がデリケートなど、ありますよね。ですから、その日初めての嘔吐や下痢でも、その時に保育園がした手当てと経過を、午前中の症状であれば保護者の昼休みの時間あたりにお知らせしておくとよいと思います。そして、その後の経過で、保育の中で配慮できることも伝え、場合によっては受診を勧めたり、お迎えをお願いすることと、お伝えしています。こうすることで、保護者が仕事のやりくりをして、お迎え要請に対しても準備できます

 嘔吐下痢で熱はなくても、「お腹の風邪」といわれる感染性胃腸炎の流行するこれからの時期は、嘔吐下痢の症状から脱水、発熱、と症状が加わっていくことがあります。早めの適切な連絡は、保護者にとっても子どもにとっても助かることになると思います。

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 掛札のおまけ(感染症流行時期の前に伝えること、そして、電話で伝えること)。この手紙(B-1の「体調が悪化する/した時のために」)も今のうちに、下の2のひとつとして出すようになさってください。

 

1)熱や嘔吐、下痢などの体調不良(変化)を保護者に電話で伝える際、受診や早いお迎えを強く勧めることは、コミュニケーション上、避けてください1−8で安全行動における「目先」の話を書きましたが、仕事中の保護者も「目先(=今、している仕事)」に没頭した状態です(人間は常に「目先」優先)。そこに電話を受ければ、(心配であるからこそ)「今、している仕事」と「子どもの体調不良」の間で心理的に引き裂かれた状態になります。「迎えに来てください!」と強く言われれば、感情的にもなります。

 ですから、並木先生が書いている通り、「体調がおかしいぞ」という時に早く、「今、〜ちゃんがこういう状態ですので、お知らせしますね」と平(たい)らかに伝えます。保護者が「今は迎えに行けません」と言ったとしても、この状況では十分、園側で対応できているでしょうから、「お迎えに行けません」に対しては、これまた平らかに「あ、はい。〜ちゃんが嘔吐(下痢)をしたので(または発熱し始めたようなので)、まずはご一報申し上げました。体調をみながら、熱も測りながら、1時間後にまたご報告しますね」と伝えます。そして、たとえば1時間後に熱が下がらない、あるいは、たとえば2時間後にまた嘔吐、下痢をした場合には、「ご報告をさせていただきますね。〜ちゃんが…」と平らかに伝えます(明らかな「体調の急変」の時は、別です)。

 なぜ、このような継続的で、冷静な報告(「お迎え要請」ではなく)が大事かというと、最初の電話の時は「会議の直前!」といらだった(+心配な)保護者も、1時間後や2時間後の電話の時は、「会議が終わったし、これで帰っても大丈夫かな」と思えるかもしれないからです(これが、並木先生が書いている「仕事のやりくり」の、実際の心理・行動)。人間、予測していなかったことが急に起きると驚き、感情的になりますが(一度目の連絡)、その後(二度目の連絡以降)は当然、冷静を取り戻し、「仕事」と「子どもの体調」の間のバランスを考えられるようになる確率が高いからです(驚きと感情の話は、コミュニケーションのトピックスのこちらの解説)。

 もちろん、保護者から「どうしたらいいでしょうか?」と訊かれたら、「できれば、病院に受診できる時間にお迎えに来ていただいたほうがよいと思います」と答えるのでしょうけど…。

 

2)感染症流行時期の前(=今)に伝えておくこと

 今の時期、「感染症がこれから流行します」という事実の他に、「子ども(特に乳児)は、自分で体調の異常や具合の悪さを表現できないため、嘔吐や下痢、熱の裏にある急変を見逃す危険性もある」「体調が悪いなと思ったら、早めに受診をして、自宅でゆっくり過ごすことが、早く元気になるためにも大切」「保育園では体調が悪いお子さんを見守るけれども、嘔吐や下痢、熱が続く場合は、体調の悪さの裏に何か重大なことがないかどうか調べてもらうべく、受診できる時間にお迎えにきてほしい」といったことをことあるごとに伝え、「あなたの/皆さんの大事なお子さんをお預かりしている私たちは、お子さんの体調の変化を定期的に、電話でお伝えします」と先に言っておきましょう。

 こうした内容を、実際に熱があったり、嘔吐下痢が起きた時に言っても、「目先」と「心配」の間の心理状態の中にいる保護者には伝わらないこともあります。感情的に「おおげさに言ってる」「脅かさないで」と思う保護者もいるでしょう。それでは逆効果なのです。あくまでも、こういった内容は、感染症が流行する前、あるいは、その子ども(たち)が元気な時に、冷静に伝えることです。

 

3)「オオカミが来た」を起こさないために

 子どもが何時間も熱を出していても、嘔吐や下痢をくりかえしていても、それが命に関わる結果になることはまずめったにありません(きわめて稀ですが、亡くなっている事例はありますし、それがどの子どもに起こるかはわかりません)。そうすると、「目先」と「心配」にはさまれた心理状態になってお迎えにきた保護者は、子どもを見てホッとした気持ちもあり、「目先」と「心配」の間で悩んだ感情もあり、たいてい、「ああ、思ったより元気だ」「よかった、たいしたことないじゃない」という感情に向かいます。「オオカミが来た」の状態です。

 そして、次に「熱があります」「嘔吐、下痢です」と園から電話が来ると…。「この前だって、あんなに元気だったし…」と、ここで「オオカミが来た」状態が強くなります。人間の楽観バイアスとあいまって、これはなかなか消すことができません。ありがたいことに、子どもはまず亡くならないからです。極端な話、「38度の熱が4時間続いたら、1歳児は必ず昏睡状態になって、亡くなります」という話なら、こうした「オオカミが来た」は起こらないのです。でも逆に、ごく稀ではありますが、体調の変化後、数時間、数十時間以内に亡くなるお子さんもいるのが事実です。

 だから、保護者に体調不良の電話をした時に、上の2)で書いたようなことを言うべきではないのです。2)の内容を電話で言えば、「大げさに言って!」を強化するだけだから、です(もちろん、伝える側の言い方にもよりますから、「絶対に、こういうことを言ってはいけない」とは私も書きません)。

 2の内容はあくまでも、子どもが元気な時、感染症が流行する前に伝えておきます。

 

 

吐しゃ物がついた「職員のエプロン、服」の扱い

  • 2017.11.11 Saturday
  • 21:22

10月24日の「園での与薬は1日3回」のスレッドにコメントをいただきました。その後、睡眠チェック、吐しゃ物、餅つき(再掲)、ホメオパシーと続いております。皆さま、ご利用ありがとうございます! どうぞ、ご意見、アドバイスも書き込んでくださいね。なにごともお互いさま!ですから (^^)v

 

さて、かんこ先生からお尋ねです。今回も吐しゃ物。

ーーーー

新設園にて保育園看護師をしています。
最近嘔吐が多いのですが、職員の服が吐物で汚染された場合、エプロンなどの服はもちかえり家で洗濯、いちばんは破棄だと思っているのですが、職員から「汚いのでもちかえりたくない」「洗濯機を園で回したい」と希望がありまして…。対応に困ります。
園には1つしか洗濯機がなくて、食事用エプロンなどもつかっているのでウイルスを考えると…。
区へ問い合わせがいちばんでしょうか?

ーーーー

 

これはねえ〜、自治体に聞いても「好きにして」と言われそう…。洗濯機をもう一台買ってくれるわけでもないでしょうし。はい! 皆さん、自園ではどうしているか、教えてください。お願いします。

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